こんにちは、六連(むつら)です。
夜空を見上げるとき、星や月がどんな「ルート」を通っているか、想像したことはありますか?
星占いや天文学が好きな方なら、太陽の通り道である「黄道(こうどう)」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。黄道12星座などで馴染み深いですよね。
では、夜空の主役である「月」の通り道には、なんという名前がついているかご存知でしょうか?
実は、月の通り道は「白道(はくどう)」と呼ばれています。今回は、このロマンチックな名前を持つ「白道」と、それによって引き起こされる宇宙の天体ショー「日食」「月食」の秘密について分かりやすく解説します!
太陽の道が「黄道」、月の道が「白道」
私たちが地球から空を見上げたとき、太陽や月は毎日少しずつ星座の間を移動しているように見えます。
- 黄道(こうどう): 地球から見たときの、太陽の年間を通した見かけの通り道。
- 白道(はくどう): 地球から見たときの、月の通り道。
「太陽=黄色(光)」「月=白」というイメージそのままの、とても美しい対比のネーミングですよね。
毎月「日食」や「月食」が起きない理由
ここで一つの疑問が浮かびませんか? 「月は地球の周りを約1ヶ月で1周しているのだから、毎月、太陽と地球と月が一直線に並んで、日食や月食が起きるのでは?」
実は、毎月この天体ショーが起きない理由こそが、黄道と白道の「ズレ」にあるのです。
月の通り道である「白道」は、太陽の通り道である「黄道」と完全にピッタリ重なっているわけではありません。黄道に対して、白道は約5.1度だけ傾いています。
このわずかな傾きがあるため、普段の新月や満月のとき、月は太陽の少し上や少し下を通過してしまい、一直線には並ばないのです。
2つの道が交わる奇跡のタイミング!日食と月食のメカニズム
では、日食や月食はいつ起きるのでしょうか? それは、傾いている黄道と白道がクロスする交差点(交点)の近くで、新月や満月を迎えたときです!
日食(太陽・月・地球の順に並ぶ)
太陽の通り道(黄道)と月の通り道(白道)が交差するポイントで「新月」を迎えると、太陽の手前を月が横切ることになります。月が太陽を隠してしまう現象、これが「日食」です。 太陽と地球の間に、見事なストライクで月が入り込む奇跡の瞬間です。
月食(太陽・地球・月の順に並ぶ)
逆に、2つの道が交差するポイントで「満月」を迎えると、地球の影の中に月がすっぽりと入ってしまいます。太陽の光が地球に遮られ、月が欠けたり赤銅色に見えたりする現象、これが「月食」です。
まとめ:夜空に透明な「道」を想像してみよう
太陽の通る「黄道」と、月の通る「白道」。 この2つの道が約5.1度という絶妙な角度でズレており、たまに交差するからこそ、私たちは日食や月食というドラマチックな天体ショーを楽しむことができます。
次に月を見上げるときは、「あ、今月はあの見えない『白道』の上を歩いているんだな」と想像してみてください。いつもの夜空が、少しだけ立体的で、神秘的なものに見えてくるはずです。

