【かに座】実は地味じゃない?愛すべき「かに座」のハナシ

かに座

こんにちは、六連(むつら)です。 今回のテーマは、星占いでもおなじみの「かに座」です。

かに座生まれの方といえば、家庭的で優しい、母性あふれる性格……なんて言われますよね。包容力のあるイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

でも、実際の夜空に浮かぶ「かに座」を見たことはありますか? 実はこの星座、夜空ではと〜っても「控えめ」で「シャイ」なんです。今回は、そんな愛らしいかに座の魅力について、ゆるっとお話しします。

神話:ちょっぴり切ない?カニさんの物語

まずは、神話のお話から。 実はかに座のモデルとなったカニ(カルキノス)、あの英雄ヘラクレスの戦いに登場するのですが……なんと「脇役」なんです。

ヘラクレスが怪物ヒドラと戦っているとき、ヒドラに加勢しようとハサミを振り上げて参戦!……したものの、あっけなくヘラクレスに踏みつぶされてしまいました。 (えっ、それだけ!?と思いますよね。私も思いました)

でも、その勇気を讃えられて女神ヘラが空に上げてくれたんです。 なんだか、強敵に立ち向かったその心意気が愛おしくなりませんか? 夜空で控えめに輝いているのも、「あたたかく見守る」カニさんの性格が出ているのかもしれません。

夜空での探し方:「ふたご」と「しし」の間に注目

さて、そんなカニさんを実際の空で探してみましょう。 正直に言います。かに座は明るい星がなくて、見つけるのがちょっと難しい「上級者向け」の星座です。

でも、目印があります!

  1. ふたご座(仲良く並ぶ2つの明るい星)を見つける。
  2. しし座(「?」を裏返したような形の明るい星)を見つける。
  3. その「ふたご」と「しし」の間の、暗〜いエリアに注目!

そこに、ぼんやりと白っぽく光る「雲」のようなものが見えたら、それがカニの甲羅部分にある「プレセペ星団」です。 「星」というより「光のシミ」を探すつもりで眺めてみてください。

豆知識:「回帰線」に残るカニの名残

ここで一つ、誰かに話したくなる豆知識を。 地図や地球儀で「北回帰線」という言葉を見たことはありませんか? 英語ではこれを「Tropic of Cancer(カニの回帰線)」と呼びます。

「え、なんでカニ?」と思いますよね。 実は、大昔(2000年以上前)は、夏至の太陽がちょうど「かに座」の位置にあったんです。 長い年月を経て、地球の歳差運動(コマの首振り運動のようなもの)で位置はずれてしまいましたが、名前だけは「カニ」のまま残っているんですね。 歴史の教科書と宇宙が繋がっているなんて、ちょっとロマンを感じませんか?

まとめ:健気なカニさん

派手な一等星はないけれど、神話での健気な姿や、歴史に残る名前など、知れば知るほど味わい深いかに座。

街明かりの少ない場所に行ったときは、ふたご座としし座の間にある「ぽっかり空いた空間」を眺めてみてください。 「あそこに健気なカニさんがいるんだな〜」と思うだけで、夜空が少し優しく見えるはずです。

それでは、また次の星座でお会いしましょう!